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声 Part3





歌い方について。初期のASKAはかなり鼻声ですね。「な行」や「ん」が聞き取れません。いい声を出そうとすると、鼻からの息を止めてしまいがちです。デパートのアナウンス嬢や電話オペレーターは鼻声になっていることが多いですよね。マイクに鼻息が入らないように(?)しているためかもしれません。もしくは声量を出すために、吸い込んだ息はすべて口から出すようにしているのでしょうか。ともあれASKAは自分自身で「いつも鼻が詰まってる」といってるので、自覚症状はあるんでしょうね。

80年代後半からは「ハーフトーン」という歌い方が使われます(TUG of C&A FC会報のコーナー 92年10月号参照してください)。この歌い方を編み出してからは発声がとてもラクになったとのこと。それまでは「がなる」感じで高音を出していましたが、力まなくても高音が出るようになったそうです。「やわらかいシャウト」とでも言うのでしょうか。地声から滑らかに高音へと変わる不思議な歌い方です。この頃からは逆に「鼻から抜けまくり」の歌声に変わります。なおかつ音と音の間をまったく切らずに、すべてスラーでつなげた独特の歌い方をします。最初は「なんでこの人は音の間にいちいち『ン』を入れるんだろう」と不思議でした。「ミラーで送る僕」(『天気予報の恋人より』)→「ミンラアンでン 送ンるン 僕ン♪」、「心に勝てない」(『SAY YES』より)→「こンこンろにン 勝てなンあいン♪」など(文字にするとすごくヘンですね)。嫌な人はすごく気になるけど、好きな人にはもうたまらない、ASKA独特の歌い方が生まれます。よくモノマネされるあの歌い方です。「やたらに『ンなあーーー』って感じで真似されるんですよ」とASKA本人が言ってました。

98年頃からは少しハスキーな歌声になりましたね。それも渋く迫力があっていいですが、ロングトーンがあまり利かなくなった感があるのが寂しいです。

対してCHAGEはそれほど歌い方が変わっていませんね。むしろどんどん声がしっとりしてキーの幅も広がっているような気がします。最近は、透明感のある高音に改めて驚かされることも多いですが、初期のようにわざと低い声を使った歌も聴きたいものです。


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